メガネには最初からオプションでなくUVカットコーティングがつけられていることが多いと思います。
一部のメガネ屋ではUVカットコーティングもオプションになっているかもしれませんが、紫外線は白内障との関係も指摘されていて重要なコーティングの1つといえます。
UVカットコーティングの加工方法
コーティングという言葉のイメージからどうしてもレンズにコーティングを張るというイメージが出やすいのですが、それは昔のレンズの話です。
- レンズにUVカットの素材を練り込んで作る
- 従来のレンズにUVカットコーティングを張る
と2つの加工方法があります。
2016年現在作られているレンズのほとんどは1つめの方法となっていて、基本的にUVカットコーティングがはがれるという可能性は低いと思います。
しかし以前の古いレンズを使用していれば1つめのレンズに該当していることもあるので、使用方法や洗い方に問題があればUVカットの効果がなくなってしまっているレンズもあります。
参照
UVカットコーティングの仕組み
1つめのUVカットコーティングでは素材自体をレンズに練り込みます。
- UV吸収剤を使用する
- 多くは桂皮酸エステル類など有機化合物を使用する
- レンズ自体に練り込み紫外線を吸収し、眼に届く率を下げる
というものになります。
ちなみに2つめの昔のUVカットコーティングだと酸化亜鉛、酸化セリウムなどの金属酸化物をレンズ表面に張るというような仕組みとなっていました。
この手法はUVを吸収するのでなく反射して眼に届かせにくくするという仕組みで、吸収型の今の手法とは違うとなります。
レンズコーティングの劣化やはがれが起こるケースとは?
新しいレンズを使用していればUVカットのコーティングについてはさほど心配はいらないかもしれません。
しかし古いレンズではがれやすいUVカットコーティングをしていたり、またその他のコーティングを施している場合もありますが、このような場合には洗い方や使用方法に注意しなければコーティングに傷が入ったり、はがれるような場合も出てきます。
- 中性以外の洗剤で洗う
- お湯を使用する
- レンズを下にして置く
- ホコリがついたままレンズを拭いている
- ティッシュ、タオル、ハンカチなどでレンズをこすっている
- 真夏の車内、ストーブの近くなど熱の高い場所に放置する
このような使用方法、洗い方はすべてNGとなっています。
メガネレンズは熱、酸性、アルカリなどに意外と弱く、コーティングをすぐに傷めるようになってしまいます。
参照
「正しいメンテナンス方法 洗い方や拭き方でコーティングがはがれる?」
「何度以上のぬるま湯でメガネを洗うとコーティングがはがれる?」
コーティングが劣化すれば張り替えや修理は基本的にしません。
コーティングの貼り直しに新規レンズの代金と同程度かかることがその理由ですが、費用は決して安くはないので丁寧にメガネは扱いましょう。
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