メガネを洗うために使用する洗剤というのは基本的に中性洗剤といってアルカリ性でも酸性でもいけません。
これはレンズ表面にほどこされたコーティングにダメージが残り、はがれるといったことにつながるからです。
レンズの再コーティングというのはどこのメガネ屋もやっていないのでレンズ自体を交換しなければいけないということでその費用もかなりのものとなります。
メガネの洗浄、掃除を重曹でしても良いのか?
重曹でメガネレンズを洗浄、掃除すれば良いという書き込みもネットで散見されますが、重曹は弱アルカリ性です。
そのためコーティングにはダメージとなるので絶対に使用しないでください。
メガネは洗浄剤を使っても綺麗にならない?
ブクブクともいわれることのあるメガネ洗浄剤ですが、これをしただけでは綺麗にならないという人もいます。
いわゆる錠剤を溶かした水にメガネをしばらく入れる洗浄ですが、汚れが激しいとただつけただけでは綺麗にならない場合もあるということです。
この洗浄剤タイプよりもメガネクリーナーやメガネシャンプーのような中性洗剤をつけて洗うほうが綺麗になるかと思います。
超音波洗浄機では専用の洗剤液を使用して掃除したほうが良いのか?
超音波洗浄器は通販サイト(たとえばアマゾンなど)でも購入できますが、それと一緒に洗浄液も同メーカーのものも販売されていることもあります。
これについては洗浄器専用の洗浄液を使って掃除しなければいけないということもありません。
もちろん洗浄液を使用して掃除すれば問題ないのですが、
- メガネクリーナー
- メガネシャンプー
- 台所洗剤で中性なもの
を数滴たらして回しても同様の効果になります。
参照
「実は危険?メガネを超音波洗浄で洗うとコーティングがはがれる?」
ただこちらのページでも説明をしていますが、古く劣化したメガネは洗浄器によって本格的に壊れてしまう場合もあります。
洗浄器といっても全能ではありませんので、使用前に劣化度合いを知ってから洗浄器は使用して掃除をしてほしいと思います。
メガネの洗浄、掃除を洗剤で洗う場合におすすめの洗剤とは?
冒頭にも記載しましたが中性洗剤で洗浄、掃除するのが鉄則です。
メガネの損傷という観点でおすすめできる洗剤としては
- メガネシャンプー
- メガネクリーナー
- 中性の台所洗剤
などです。
100円ショップでもメガネクリーナーは販売されていますが、確認したところ乾いた後に中性でなくなる性質のものもあります。
この点、品質を考えればメガネ屋あるいは薬屋で1000円程度までのもう少し品質の良いメガネ専用の洗剤を使用して掃除するべきといえます。
メガネの洗浄はメガネ屋で無料!
とここまでメガネの洗浄について記載してきましたが、メガネ屋に行くと(購入した以外の店でも)無料で店頭の超音波洗浄器で洗浄してもらえます。
メガネ屋に行けるのであれば特に自宅で洗浄しなくても良いともいえます。
参照
「ここまで違う!メガネ屋による購入後の無料と有料メンテナンスや修理」
その他にもフィッティング、鼻パッドや先セルの交換などを合わせて行うこともしてもらえるので、どうしても面倒という場合にはメガネ屋にいっても構いません。
危険なメガネの洗浄方法とは?
メガネに関してはかなりの割合で誤った洗浄方法、あるいは異常使用をしていると思います。
テレビドラマでも片手で恰好をつけてメガネを外すシーンを見ますが、このような使用方法はフレームをゆがめていきます。
ダメな洗浄方法としては
- 石鹸、ボディーソープで洗浄する
- ボディーソープで洗浄する
- 風呂にメガネをかけたまま入る
- お湯でメガネを洗浄する
などです。
やったことのある人も多いかもしれません。
参照
「正しいメンテナンス方法 洗い方や拭き方でコーティングがはがれる?」
その他、使用方法や取り扱い方法についてもこのページで詳しく解説をしています。
片手でメガネを外すといった以外にもよくメガネユーザーがしている取り扱いもフレームの劣化につながっていることもあります。
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