老眼鏡は手元を見るためのレンズですが、焦点距離というものを度数によって一定に設定をしています。
度数変更やはじめての老眼鏡購入でも度数とこの焦点距離との関係性が気になる場合もあるかと思いますので、今回はこの関係性について紹介をします。
老眼鏡の焦点距離とは?
まず焦点距離という概念について説明をします。
眼が見える、見えにくいといいますが、見えるということは像を結ぶということが正確にできていることを意味します。
老眼鏡は手元が見えにくい人の視力を矯正するものですが、この手元の焦点を結ばなくなった眼の像を正確に結ぶように補助するものとなります。
では度数と焦点距離との関係性を示し、もう少し具体的に説明をしていきます。
老眼鏡の焦点距離と度数との関係性
老眼鏡の度数はおよそ1.0~3.0までという場合が多いのですが、今回はこの範囲を超えて説明します。
- 度数0.5 2メートル
- 度数1.0 1メートル
- 度数1.5 67センチ
- 度数2.0 50センチ
- 度数2.5 40センチ
- 度数3.0 33センチ
- 度数3.5 29センチ
- 度数4.0 25センチ
- 度数4.5 22センチ
- 度数5.0 20センチ
前は度数(D)、後ろは焦点距離を指しています。
たとえば度数0.5だと焦点距離は2メートルとなりますが、これは光を老眼鏡に入れたときに2メートル先で焦点を結ぶようになるという意味です。
老眼鏡の度数が強くなるほどに焦点距離は短くなっているのがわかりますが、より近くで焦点距離を形成するようになることで強い老眼にも対応できるようになるようになります。
度数と焦点距離との関係性は式にすることができます。
D(度数) = 1 / f (f:焦点距離(メートル))
ちなみに度数と年齢などの目安の関係性については以下のページで解説をしています。
参照
老眼鏡レンズの焦点距離の検査方法
老眼鏡も含めて視力検査をして、度数を決定します。
老眼鏡では
- 視力検査
- 瞳孔間距離
と2つのデータを測定し、上記の焦点距離を検査しますが、今現在はほぼオートレフといって機械測定となっています。
昔はアナログな検査でしたが、今は誰が検査しても視力検査に違いは出ません。
ただその後
- 実際にレンズを入れて見え方のチェックをする
- 使用用途を聞く
- フィッティングをする
というところではメガネ屋、もっといえば担当者の経験によって随分と違ってきます。
参照
「格安メガネ店が危険な理由!検眼からフィッティングまでのメガネ作成の違い」
老眼鏡といっても遠近両用、中近両用レンズもありますし、またかけ外しをしたくないなど生活や仕事の環境に合わせた老眼鏡レンズを上手に提案できるかが非常に技術の必要なところです。
またフィッティングもしない、できない格安メガネ屋もあるので、これがひどくなれば眼精疲労を招き、老眼の進行を早めるような老眼鏡となってしまう場合もあります。
メガネ屋は値段が安いからという理由だけで選ばないほうが良いといえます。
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薄いレンズも追加料金0円で、個性的なデザインも多く、似合うメガネが見つかります。
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