左右に極端な視力の差があればメガネを作った後に不具合が出る場合もあるかと思います。
この現象を不同視ともいいますが、矯正するべきかどうかという時点からも悩む問題ではないかと思います。
通常極端な差が左右の視力で出るという場合は多くはないので、周囲の人に聞いてもアドバイスや意見はもらえないかもしれません。
今回はこのように左右の視力に大きな差がある場合のメガネの作り方について説明をしたいと思います。
左右の視力が違うときの人間の体のメカニズム
まず左右の視力に違いがある場合のメカニズムについて説明をします。
- 右 0.1
- 左 1.0
というような人がいたとします。
この場合、脳は自然と右目でなく左目で見るようにします。
いわゆる効き目というもので、脳は右目が見えないと判断し、左目を酷使するようになります。
そのため一般的には良いほうの左目の視力も下がってきます。
また脳が使わない右目の視力も下がる傾向もあります(ただしこの悪いほうの視力は下がらない場合もあります。)
実際にこのようなケースでメガネなしで10年以上も生活しても左右とも視力がほとんど変わらなかったという人もいます。
- 個人差
- 生活環境
- 仕事内容
といったようなことでも違いがあるのではないかと思います。
この場合、良いほうは1.0あるので実際にはメガネをせずに正視の眼で生活するという人もいますし、眼科の先生のアドバイスしだいです。
眼科の先生によってもメガネを作るべき、作らなくても良いというように正反対の意見があるのがこの左右の視力に差があるという場合になります。
大きな視力の違いがあればメガネは作れない?
視力検査というものがありますが、たとえば以下のような場合だったとします。
- 右 0.2
- 左 1.2
ここまで視力の差があればメガネ屋ではメガネを作れないといわれる場合もあるかと思います。
このような場合には多くのケースでコンタクトレンズによる視力矯正をするようになります。
メガネを作れない理由としては、上記の場合ですと右はかなり度のきついメガネになりますが、左右のバランスが取れないことにあります。
仮に強引にメガネを作ってもかけた状態ですと左右の眼がバランスを取れずに歩きにくいというような状態となることもあります。
左右の視力に違いがあるときのメガネの作り方の基本
上記まで視力に違いがあるという場合でなくてもほとんどの人は左右で視力がまったく同じということはありません。
この場合どのようにするかですが、
- 左右でまったく同じ度数に設定する
- 左右の矯正視力が同程度になるように左右で違った度数設定をする
というような方法がありますが、基本的には2つめの方法でメガネを作ります。
つまり左右の視力が違っても、メガネをかけた後だと同程度の視力になるようにするということです。
1つめにする場合もないわけではありませんが、矯正後の視力も差が出ると良いほうの眼ばかりを使うことになります。
またバランス感覚が狂ったり、距離感が正確に取れないという場合もあります。
そのため2つめのほうが多く採用されるとなります。
左右の視力の違いと眼精疲労
左右の視力に違いがあり、何年か前に度数を合わせてメガネをしているという場合は眼精疲労になっていないか注意してほしいと思います。
もともと視力に違いがあれば、片方の眼に負担をかけている場合もあるかと思います。
また最近はパソコン、スマホと画面を見るようになり眼の使用方法自体が変わりました。
一般的には3年で視力が変わるので、それに対応した新しい度数のレンズに変更するほうが良いといわれます。
参照
「何年が目安?度数変更や調整をしていないメガネは眼に悪い?」
ただ今回のように左右の視力に違いがあるという場合には3年と形式的に考えるのでなく、少し眼精疲労の特徴を思い当たるところはないかから考えていくべきだと思います。
- 眼の充血
- 頭痛
- 肩こり
- ボーっとして思考能力が落ちるときがある
- 精神疾患
などといったものが眼精疲労の前兆となっています。
他にもまだまだ眼精疲労の特徴というものはあって、詳しくは以下のページで説明をしています。
参照
眼精疲労というのは眼に負担をかけているということで、当然ですが眼に良いわけはありません。
視力に影響も出てくる場合もあるので、この眼精疲労の特徴に該当している場合には度数を今の視力に合わせて作り変えることが必要となります。
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