セルロイドのメガネ、いわゆるセルフレームですが、一部の高度な技術を持っているブランドではノー芯製法を採用しています。
ノー芯とはいわゆるセルロイドフレームに金属の芯を使わない技法ですが、その分普通に製作すればメガネの強度が弱くなってしまいます。
このノー芯製法のデメリットを解消した製法を持っているメガネはそう多くはありませんが、今回はセルロイドでもノー芯製作について紹介したいと思います。
ノー芯製法のセルロイドのメリット
何といってもノー芯製法のメリットはフレームが美しいことです。
セルロイドフレームでも
- 透明感を持たせる
- つやを持たせる
- ノー芯でセルフレームを通して向こうが見える
というのがぱっと見て高度なノー芯製法の特徴です。
ノー芯製法のセルロイドブランド
日本の鯖江を中心にこのノー芯製法を駆使できるブランドはいくつかありますが、そう数としては多くありません。
- 泰八郎謹製
- 金子眼鏡
まずこの2つが代表的なノー芯製法のブランドといって良いでしょう。
ノー芯製法が可能な理由とは?製作方法とは?
冒頭にもありますようにノー芯製作は金属の芯が入っていないので、美しさの反面、強度が劣ると記載しました。
現在のプラスチックフレームといえばアセテートですが、アセテートはセルロイドと比較して強度が足りません。
その分、セルロイドでは固さがあるのでノー芯製作が可能ということです。
しかしいくらセルロイドでもそのままいきなりノー芯製作には使えませんので、
- セルロイドを数年寝かせる
- この寝かせることによって弾力性と強度が出る
というような下準備によってはじめてノー芯製作が可能なセルロイドとなります。
つまり非常に手間と時間をかけて加工製作まで行うのがこのノー芯製作ということです。
参照
ノー芯製作のセルロイドメガネの値段相場
ノー芯製作ということで上記のように時間と手間をかけて作られていますが、その値段もやはり少し高めとなります。
- 泰八郎謹製 4万前後
- 金子眼鏡 3万前後
一般のブランドは2万前後から購入できますが、やや高め設定となっているのはその製作料といったところとなります。
泰八郎謹製は特に月200本程度しか製作できないとされていて、時期によっては注文してもしばらく待たないと納期が来ないというような場合もあります。
ノー芯製作はJINSでも実現?
大手眼鏡チェーンでJINSがありますが、質問の中にJINSでセルロイド製のメガネでノー芯製作のものはありますか?といったものもしばしばあります。
結論からいいますとJINSでは
- セルロイドフレームは購入できる
- しかしノー芯製作ではない
となります。
値段としては1万を切るのですが、ノー芯といったところまでどうしてもこだわるわけではないという場合にはJINSでネットでもすばやく購入できます。
見た目的にはクラシックでシックな印象は同じなので、見た目だけセルロイド特有のものが欲しいという場合にはJINSで十分かもしれません。
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