最近は書籍などで
「近視の人が老眼鏡をかけるトレーニングをすることで視力回復する」
というような意見を出しているものもあるようです。
老眼でもないのに老眼鏡をかけるのもどうかと思うでしょうし、また昔から数ある視力回復のツールは出てきていてことごとくといって良いほど効果がありませんでした。
この老眼鏡をかけることで近視が治るという説も嘘なのかどうか興味のある人も多いようですので、今回は解説をしたいと思います。
老眼鏡をかけることで近視が治る理屈とは?
老眼鏡は手元のものをよく見えるようにする機能となっています。
そのため近視の人がかければ近くのものでも遠くに見えるので視力が回復するという理屈となっているようです。
もともと近視になる原因というのは
- ゲーム
- パソコン
- スマホ
- 読書
など近距離を長時間見ることで眼を酷使してきたからということが多いはずですが、これと逆に遠くを見るということでピント調節機能を回復させるというのが今回の老眼鏡による視力回復メソッドとなっています。
遠方視訓練トレーニングと老眼鏡による近視回復の根拠
1970年代に遠方視訓練について論文が出されました。
その内容は
- 近視の人を集めて実験
- 近視の人に遠くを見てもらう
- これによって視力が回復した
というような内容なのですが、現在はこの論文の内容が嘘であったと解釈が固まっています。
しかし眼科医でもこの遠方視訓練をまだ信じている人もいるので今回のように老眼鏡で視力が回復するというような説やメソッドが出てくるといえます。
このメソッドが事実であれば、対象と距離を取れれば同じ効果となるはずですから、テレビなどを見るときにも距離を取れば近視回復しなければいけません。
しかし試してみるとわかりますが、その程度のことでまず視力回復にはならないといえます。
近視はメガネの使用用途と眼精疲労の予防を考える
近視というのは眼の酷使に原因があります。
- スマホ
- パソコン
- 勉強
- ゲーム
などが現代の主な原因といえます。
近視の大部分の人はこれらの長時間使用に心当たりがあるかと思います。
一番良いのはこれらの時間をすべてなくすことが最大の効果といえますが、そうもいかない場合には
- 近距離用のメガネを作る
- 適度な休憩を入れる
ということを行うと良いでしょう。
近視の人だと遠くが見えるのが良いメガネと考えている人が多く、ゲームやパソコンやスマホをしているときにもずっと同じきつい度数のメガネをしているかと思います。
遠くが見えるということは近くを見るときにはそれだけピント調節機能に負担を与えているということで、これが眼の疲労の原因といえます。
参照
「危険!使用用途に合っていないメガネは眼に負担をかけている!」
「パソコン用メガネの使い分け。度数は距離感で使い分けるべき」
特にこの眼精疲労のページの特徴に該当していればメガネの度数の使い分けも検討していってほしいと思います。
近視の人の場合、きつい度数で近距離のパソコン、スマホを行うことで20代終わり、または30代初期に早くも老眼になるという人も出てきています。
これらはスマホ、パソコンの使用と無関係とはまずいえません。
眼精疲労の特徴に該当しているところがあれば早急に対応していきましょう。
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