メガネに詳しい人でもあまり知られていないかもしれませんが、メガネには
「認定眼鏡士」
という資格があります。
これは国家資格ではありませんが、民間資格として次第に権威を増してきた資格といえます。
メガネ店に購入に行く場合に、その店にこの認定眼鏡士がいるかどうかも1つのポイントといって良いでしょう。
認定眼鏡士とは?
正確にいいますとこの認定眼鏡士とは社団法人日本眼鏡技術者協会が2001年に開始した資格となります。
この団体が運営しているということで国家資格ではないのですが、メガネ業界ではかなり有名な資格となっていて。
- 認定眼鏡士でなければメガネを処方できない
- フレームやレンズ選びのプロ
- 認定眼鏡士の有効期限は3年で、更新には一定の受講が必要
というような資格内容となっています。
もともとメガネの処方は眼科医しかできないとされていましたが、眼科医の不足によってできたのがこの認定眼鏡士といえます。
この認定眼鏡士のいない店だとメガネの処方はできないわけで、通常ほとんどのメガネ屋にはこの認定眼鏡士が1人でも在籍しているはずです。
認定眼鏡士と眼科医との違いとは?
当然ですが、眼科医もメガネの処方を行います。
同じように視力検査をしてメガネの処方をするのですが、その内容や性格にはやや違いがあります。
- 眼科医 眼の健康を診断する
- 認定眼鏡士 メガネを処方するために視力検査をする
ということで同じ視力検査であっても目的が違うということです。
メガネ購入者からすれば眼に異常を感じていれば断然眼科医、そうではない場合にはメガネ屋で直接メガネを購入するというように考えていくと良いでしょう。
以下のページでも説明をしていますが、視力検査は似た内容かもしれませんが、眼圧検査など健康を診断するということで眼科医しか行わない検査もあります。
眼圧検査はメガネの処方には直接必要ないのですが、眼が異常という場合には重要な検査となります。
参照
一方で認定眼鏡士が眼科医よりも優れていることとしては
- レンズ
- フレーム
- メガネのフィッティングや調整
などの品質や種類、流行、メガネの知識などに精通しているということです。
眼の相談は眼科医に、メガネの相談は認定眼鏡士にと明確な違いがあるので、自分の眼の状態とよく相談をして購入先を決めないといけません。
視能訓練士と認定眼鏡士との違いとは?
また似た資格に視能訓練士というものがあります。
- 視能検査を行う
- 視力矯正の訓練を行う
というのが主な業務ですが、メガネの処方は行えません。
また上記のような2つの業務も眼科医の指示のもとで行う資格となっています。
認定眼鏡士がいない店はあるのか?
通常店舗を構えているようなメガネ屋さんですと眼科医の処方箋がなくてもいきなり視力検査からスタートしてメガネを購入できるようになっています。
このような場合には認定眼鏡士のいる店といえますが、
- 名刺に認定眼鏡士の表記がある
- 店外、店内に認定眼鏡士のシールなどが貼ってある
ということで一般の人でも有資格者がいるかどうかは判断できるようになっています。
また以下のリンクからでも認定眼鏡士のいる店を検索することもできます。
認定眼鏡士のいる店を検索する
http://www.megane-joa.or.jp/meibo/index.htm
格安メガネ店と認定眼鏡士と技術力
最近は格安メガネ店が多くなってきました。
日本の不景気を示す1つの現象形態かもしれませんが、安いところはそれなりのレンズやフレームという場合が多いです。
- 視力検査をするのがバイト
- フィッティングをしない、できない
- アフターケアがない
- レンズの品質が良くない
などというような理由で格安にできているのです。
メガネは購入して終わりではありません。
メガネのずれを修正したり、フィッティングをやり直したりといったメンテナンスをしなければいけません。
焦点がずれたメガネをかけていると眼精疲労につながりやすく、視力に影響することもあります。
参照
昔はメガネのフィッティングで一人前に10年などと言われた時代もありますが、認定眼鏡士を保有していて、さらにこのような専門的なフィッティングへの熟練の度合いも非常に重要といえます。
つまり認定眼鏡士かどうかは1つの目安にすぎず、フィッティングの上達度が本当に重要なこととなります。
格安店だとメガネ購入後数ヶ月もすればすぐにメガネが下がってきやすくなったりします。
安かろう、悪かろうでは眼のことなので心配ですから、しっかりと店は選ぶようにして欲しいと思います。
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