メガネの保証書には度数を含めてメガネ作成の個人データがいろいろと記載されています。
- 現在のメガネの度数を含めたデータを知りたいとき
- 新しく今のメガネと同じ度数でメガネを新調したいとき
には保証書の度数を含めたデータを確認する必要が出てくる場合もありますが、それぞれの保証書のデータの意味や見方について解説をします。
メガネの保証書の度数を含めたデータの意味
英語といいますか、ローマ字表記になっているのでややこしく感じますが、実はそこまで難しいものでもありません。
- SPH 球面度数
- PD 瞳孔間距離
- V 矯正視力
- CXL 乱視度数
- AXIS 乱視軸
- ADD 加入度数
- EP 目の位置
SPHがいわゆるメガネレンズの度数を指します。
この数値がマイナスだと近視、プラスだと老眼となります。
PDは左右の瞳孔距離を指します。
この数値でメガネの幅が決まり、レンズと焦点が合うようにすることができます。
Vは矯正視力といって、そのメガネをかけた後の矯正視力を指します。
右目か左目の片方にしか記入がないこともあります。
CXL以降は乱視がない場合には記載自体がないはずです。
記載がなければ乱視がないということになります。
CXLはいわゆる乱視度数を指し、AXISは乱視角度を指しています。
ADDとは加入度数といって老眼の度数を指します。
遠近両用レンズを購入した場合にもこのADDに数値が記載されているはずです。
EPはアイポイントの略で、遠近両用フレームをかけたときに目(黒目)の位置がどこにくるかを測定した結果を記載したものです。
遠近両用というのは累進多焦点といって複雑なレンズで、この黒目の位置がどこに来るかを合わせてフレームやフィッティングをすることが非常に重要となります。
メガネの保証書の度数にどうしても慣れない場合
保証書の度数を確認しているときに、購入したばかり、あるいはしばらく経過していてもかけ心地が悪いという場合もあるかと思います。
購入したメガネ屋に相談をしても「もう少しで慣れるはず」というようなアドバイスを受けることも多いかと思いますが、メガネに慣れる目安としては5~7日程度だと思います。
参照
ここまでかけても慣れないという場合には本格的に度数が合っていない(当然眼には良くないので視力に影響する場合もあります)という場合もあるので、
- 保証期間内であれば無料でのレンズ交換をしてもらう
- 保証が切れていればメガネの買い替えをする
といった適切な対処をしていきましょう。
保証書の度数が合っているかどうかを判断する基準
保証書の上記のような数値を見てもたとえ眼科医でも適性矯正かどうかは判断できません。
保証書の度数が合っているかどうかは自然と無理なく見えるかどうかで判断します。
- 眼を細めて見るときがある
- 見にくいと感じるときがある
- 近くのものを見るときに見えすぎでしんどさを感じる
などは眼のピント調節機能に負担となっているので度数の合っていないメガネの基準となります。
参照
「危険!使用用途に合っていないメガネは眼に負担をかけている!」
たとえばよくあるのが
- 近視の度数がきつく近くを見るとしんどい
- かけていると頭痛、気持ち悪いなどを感じる
といった場合には過矯正が原因となっていて、度数がきつすぎて見えすぎることが原因という場合もあります。
近視の人に多いのですが、遠くが見えれば良いというものでなく、見る対象の距離感に応じて度数を使い分けすることが理想的な度数となります。
たとえば遠くが見えるメガネでパソコンを長時間見るのはかえってピント調節に負担をかけるメガネともなります。
保証書の度数が急に合わないと感じる原因
今まで特に問題なく保証書の度数でかけてこれた場合でも急に度数が合わないと感じる場合は出てくることもあります。
- 視力が変わった
- フレームの劣化による型崩れでレンズが正常な位置に来なくなった
といったことがこの場合の主な原因といえます。
視力が変わっていればレンズ交換は最低限必要ですが、フレームの劣化のほうが割合としては多いかもしれません。
通常のフレームだと8年以上は持つことが多いのですが、2万以下の安いフレームは3年で劣化や型崩れ、色落ちなどを起こすことも多いです。
レンズが正常な位置に来ないのは度数の合っていないメガネをしているようなもので視力に影響してくる場合もあるので、早急にメガネの買い替えなどで対処していくようにしましょう。
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