近視などから老眼になったときに遠近両用レンズ、あるいは中近両用レンズを検討する場合が多いかと思います。
しかし従来の近視、あるいは乱視レンズと比較すれば周りに実際に使っている人はまだ少なく、どの程度の価格や値段が相場として妥当なのかわからないかと思います。
また下手に安い遠近両用レンズにして老眼の度数が進むのも望む人はまずいないと思います。
今回はあまり情報として伝わりにくいこの遠近両用レンズの価格、値段について解説をしていきたいと思います。
安い遠近両用レンズの危険性とは?
遠近両用レンズというのは正直いってまだ開発の余地があるレンズだと考えています。
もともと3つの度数を入れるわけで、技術的にも難しく、見え方の確保をより向上させていくことも可能でしょう。
同時に逆にいえば品質に問題がある遠近両用レンズは見え方に支障が出てくる可能性もあるということです。
- レンズ周辺のゆがみのある面積が大きい
- フレームが落ちやすく眼精疲労の原因となりやすい
参照
といったレンズとフレームの品質的にやや不安があると考えます。
フレームについては安いものでも最初の3年ほどは特に問題とならないといえますが、劣化してくることでその後下がる、落ちる、レンズが正常な位置に維持できないといったことになり遠距離から近距離まで適切に配置した度数が正常な位置に来なくなるということもありえます。
もちろん購入したメガネ屋に相談すればフィッティング等も行ってもらえますが、劣化して型崩れなどを起こしていれば調整をしてもまたすぐに下がるようになりということになります。
レンズが正常な位置に来ないというのは度数の合っていないメガネをしているようなものです。
その結果眼精疲労になりやすく、この眼精疲労によって老眼を早めるといった危険性もあるわけです。
参照
遠近両用レンズに関してはレンズのゆがみとの闘いでもあります。
特に遠近両用レンズでは
- 中距離 2メートル程度
- 近距離 30センチ程度
といった手元から室内を見るような度数がレンズの中心から下において設置されていますが、これらの度数を見る部分には周辺のゆがみがどうしても大きくなります。
およそレンズ中央の半分程度を細くしか見れないという感じになりますが、もともと遠近両用レンズはこのようにレンズのゆがみとの闘いでもあるわけです。
そのため遠近両用レンズで手元が見にくい、気持ち悪いなどとならないようにするにはレンズも一流メーカーのものにしておくほうが良いといえます。
参照
ちなみにレンズメーカーも含めて性能の話はこのページにまとめています。
遠近両用メガネでおすすめしたい価格、値段の相場
フレームも遠近両用レンズもしっかりとしたものにするには3万程度が無難だと思います。
メガネでは遠近両用メガネも含めて価格、値段は3万というのがまず妥当なラインとなります。
内訳としては
- フレーム 2万前後
- レンズ 1万前後
一般の近視レンズと比較して遠近両用レンズなので作成が難しく割高設定となっているメガネチェーンのほうが少ないと思います。
デフォルトのレンズ代としては8000円程度が無難な相場金額となりますが、上記の1万という値段はコーティングや薄型レンズへの変更といったオプションも含めてのものとなります。
つまり最安値にしたいという場合には2万8000円前後がまず安全な遠近両用メガネの価格、値段の相場といって良いと思います。
ちなみに別のページでもメガネよ予算と品質との関係性について説明をしています。
参照
「メガネの予算はどの程度用意するべき?安いメガネは実は損?」
遠近両用レンズは他のメガネとの使い分けも必要?
上記の相場よりも安い遠近両用にしたいという人もいるかもしれません。
しかしまったく方法がないわけでもありません。
- 3年ごとに遠近両用メガネを買い替えする
- 中近両用、近々両用メガネも併用する
といった方法もあります。
上記にもいいましたが安いフレームは劣化が早いのです。
そのため老眼の度数の進行も含めて3年ごとにレンズ交換をし、そのつどフレームも変えるということであれば特に問題はないと思います。
また安いレンズだと中距離から近距離にかけてのレンズのゆがみが広い傾向があるのはすでに記載しましたが、室内から近距離作業用に中近や近々両用レンズを使用することも必要かもしれません。
遠近両用と比較してこれらのレンズは中距離や近距離の周辺のゆがみが小さいので、かなり室内での見え方が視野などが広くなるはずです。
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薄いレンズも追加料金0円で、個性的なデザインも多く、似合うメガネが見つかります。
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