もともとセルロイドというのはかける人の顔の形に沿って形がかわりやすく、この点なじみやすいといわれます。
そのためかつて隆盛を誇りましたが、今現在はプラスチックフレームの中でもアセテートに首位を譲っています。
発火しやすい、においがきついというのがその理由ですが、これらを除けばアセテートに劣るという材質でもありません。
ただしセルロイドフレームを使用していれば調整をしてもらいつつでも劣化してきて寿命かな?と思うときがくるのはそこそこ早めになります。
セルロイドのフィッティング調整は難しい?
金属系フレームですと耳の箇所をやや曲げることで顔の形をメガネフレームの形とを合わせてフィットするようにします。
しかしセルロイドも含めてプラスチックフレームはそこまで柔軟にフィッティングできないといって良いです。
自分でセルロイドのフィッティング調整をしようと思えば
- ドライバーでフレームを柔らかくする
- その状態で曲げる
といった方法となりますが、レンズにドライバーの熱風が当たればレンズが損傷してしまう場合もありますのでおすすめはしません。
金属系フレームよりも自分で調整する敷居は高いといえ、セルロイドフレームではメガネ屋に相談するほうが良いといえます。
メガネ屋の奥には専用のセルロイドの調整をするために温める機械があります。
これをなしに自分で調整するのは壊れても良いというようなセルロイドフレームに限るべきといえるでしょう。
セルロイドの必要な手入れとは?
セルロイドでは汚れが目立つこともありますので、
- 定期的な洗浄
- 定期的なフィッティング調整
- レンズとフレームの間のホコリの除去
といったことを行うと良いでしょう。
参照
「正しいメンテナンス方法 洗い方や拭き方でコーティングがはがれる?」
「注意!メガネ屋のフィッティング調整の理想的な頻度や間隔とは?」
レンズとフレームの間にたまるホコリは目立つセルロイドフレームもありますが、これはレンズを一旦外しそれから除去するときれいに落ちます。
メガネ屋に相談すればこのレンズ外し後の掃除もしてくれるので相談すると良いでしょう。
セルロイドフレームを長く持たせるには上記のページにある
- 正しい洗い方
- 正しい扱い方
とを知ることが重要となります。
それでも白く汚れ(整髪料や皮脂によるもの)がついてきますが、これも正しい洗い方をすれば程度をましにすることができるようになります。
参照
「セルフレームやセルロイドが白くなる原因!研磨、磨きで劇的洗浄」
セルロイドは修理ができない?
セルロイドも含めてプラスチックフレームは折れたりしたときの修理ができにくいです。
金属系フレームのように溶接をして接着できないことが原因ですが、セルロイドだと蝶番の折れ以外は基本的に修理できないと考えておきましょう。
この点金属系フレームよりも寿命は短いといって良いと思います。
参照
セルロイドのメガネの寿命とは?
どのフレームでも紫外線には徐々に劣化をさせられますが、このセルロイドだと紫外線での劣化は他のフレームよりもやや早めとなります。
ただ誤解しないようにして欲しいのはたとえ屋外でセルロイドフレームを使用していても1、2年などすぐに劣化してきて寿命を迎えるというものではないということです。
外出して使用する時間がよほど長いセルロイドフレームでも5年は問題ないといえます。
セルロイドの寿命を短くするメガネチェーンとは?
セルロイドも値段がメガネチェーンによってかなり違うかと思います。
メガネはセルロイドも含めて値段と品質とがある程度比例していますので、安いセルロイドはフレームの型崩れ(フィッティングしてもまた元に戻る)を起こし、レンズが正常な位置に固定できないということが起こります。
このため度数の合っていないメガネをしているようなものとなり、眼精疲労で視力に影響してきたり、老眼を早めるようなこともあります。
参照
「メガネの予算はどの程度用意するべき?安いメガネは実は損?」
そのためセルロイドでもこのページにあるようにメガネトータルで2万5千円程度以上のものにはするべきといえるでしょう。
安いセルロイドだと3年程度で劣化してしまうものもあります。
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薄いレンズも追加料金0円で、個性的なデザインも多く、似合うメガネが見つかります。
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