今のメガネレンズにはかなりの確率でUVカットコーティングがされています。
UVカットは紫外線カットという意味ですが、この紫外線というのは白内障などとの関係性も指摘されています。
若いころには特に白内障に敏感になることは少ないですが、周囲の高齢者に話を聞くと白内障でうつ病になったなど案外やっかいなことだとわかります。
ということで紫外線を予防するUVカットには個人的には賛成ですが、今回はその効果について解説をしたいと思います。
メガネのUVカットの効果とは?
眼に紫外線が良くないというのは何となく知っている人は多いかと思いますが、最近はオゾン層の減少によりますます地球への紫外線の放射が増しています。
眼というのは光を受けるのですが、紫外線は
- 80%は角膜で吸収
- 18%程度は水晶体に到達
- 2%程度は眼の奥にまで到達される
というようになります。
眼への紫外線の影響としては以下のようなものが指摘されています。
- 紫外線角膜炎
- 慢性の翼状片
- 白内障
- 肌のシミやシワを増やしてしまう
全体的にいえることは、部屋においていた書類が日焼けして劣化してくることはよくあるかと思いますが、その現象が眼の中でも起こると考えれば良いと思います。
紫外線は眼の角膜で傷をつける、炎症させるという効果も持っています。
上記のようにまず眼の表面に近い角膜に紫外線が届くわけで、この角膜炎が最初に起こる現象といえます。
翼状片は、白目の部分の細胞が増殖することで黒目に食い込んでしまって起こる目の病気です。
初期症状としては充血、ドライアイ、眼精疲労として出てきますが、この程度がひどくなれば視力に影響してきます。
参照
白内障は水晶体にまで届く紫外線が原因となります。
紫外線によって水晶体のたんぱく質に変化が起こり、そのために水晶体が濁るという現象が起こります。
これが白内障の原因といえます。
眼なので肌への影響はなさそうなものですが、眼への紫外線により脳内にストレスホルモンが形成されます。
これにより肌のメラニンが生産され、シミ、シワができるというわけです。
眼の日焼けといわれることがありますが、その構造はこの流れを指しています。
メガネのUVカットレンズの選び方とは?
後述したいと思いますが、メガネのサイトなどでは
- UV380 90%の紫外線をカットする
- UV400 99%の紫外線をカットする
- UV420 99%以上の紫外線をカットする
などとUVのカット率のような表記もあります。
外出することが多い、屋外で過ごす時間が長いという場合にはこのUVの後の数字が大きいものにしていきましょう。
上記の数字は眼とメガネの間から入り込む紫外線は考慮されていません。
そのためそれを差し引いて考えると良いでしょう。
どちらにしてもUVの後の数字は400以上のものにしていくと良いと思います。
通常大手のメガネチェーンで購入すればメガネレンズには最初からUVカットコーティングがなされています。
レンズ代として支払った時点でUVカットコーティングの費用が含まれているということです。
今でもUVカットコーティングの費用をオプションにしているメガネ屋もあるかもしれませんが、そのオプションでレンズ代が8000円を超えるのであればあまり良い店ではないように思います。
このUVカットコーティングは現在では貼るのでなく、レンズ素材に練り込む形で作るのでまずはがれることはありません。
参照
メガネで眼へのUVカットは完璧?
メガネはコンタクトと違って完全に眼に装着させるものではありませんので、100%のUVカット率というのは基本ありえません。
メガネと顔の間には距離や空間があるので、その部分から紫外線がいくらかは入ってきます。
(HOYAレンズでは90%程度の紫外線をカットできるとされています)
しかし裸眼の人と比較すれば格段にUVカットができるわけで、完全ではないもののメガネはしておくほうが良いといえるでしょう。
最近はこのページにある内容を知識としてUVカットの伊達メガネをしている人やサングラスをしている人も出てきていますね。
曇りの日は日差しがないので紫外線は弱いと考える人もいますが、実際にはそうではありません。
- 曇り
- 日陰
- 日除けの傘
- サンバイザーや帽子
では反射や散乱による紫外線を防ぐことはできないので、日常的にメガネはしておくべき時代になりつつあるといって良いと思います。
サングラスといえばUVカットの代表に思えるかもしれませんが、色がつけば良いというものでもなく、透明の度入りメガネレンズでもUVカット率が高ければ同等以上の機能といって良いです、
つまり度入りメガネをする人は無理にサングラス、カラーレンズにする必要はありません。
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