運転用メガネは遠くが見えるようにしなければいけないのが基本です。
近視の場合だとこのような考えで運転用メガネの度数を設定していきますが、度数が強すぎれば室内、あるいはパソコン作業など近距離に眼に負担となる場合もあります。
運転用、車用メガネの度数
まず運転免許更新での視力検査で必要な視力ですが、
- 片目でそれぞれ0.3
- 両目で0.7
とこのような基準となります。
国の基準はこのように低めに設定されていますが、正直いってこのように低めの視力で運転するのはおすすめしませんし、事故リスクもあると思います。
左右の視力差もある場合も多いと思いますからある程度左右が同じ程度の視力にしていく度数が必要といえますが、
「両目で1.2~1.5」
といったところの視力が確保できる度数は必要ではないかと思います。
最低でも1.0を下回ったメガネで運転するのは良くないといえるでしょう。
参照
「運転免許更新の視力検査に落ちて免停にならないメガネ作成方法」
夜の運転用、車用メガネはどの程度の度数にするべき?
夜の運転は昼間よりも見にくいといえますし、さらに雨の日は余計に見にくいです。
一般に人間の視力は朝が一番よく見え、生活をしているうちに眼の疲労によって時間が経過するほど視力が下がっていくといわれています。
ただし上記の1.2~1.5という視力にする度数にしていれば夜の運転用ということで特に問題もないといえます。
また夜で雨といった悪天候でもかなり見やすくなるはずです。
よく見えるメガネになるはずです。
パソコンなど近距離作業をする時間が長い人は使い分けするべきか?
上記の1.2や1.5というのは室内用といってもかなりきつい度数であるといえます。
せいぜい数メートルが見えれば室内用としては問題ないはずですし、また
- パソコン
- スマホ
- 読書
といった作業ではそれよりもはるかに近距離のものを見ることにしかなりません。
このように近距離作業が長いという場合には上記のような運転用メガネを作った場合には過矯正ともなってしまいます。
近視の場合、遠くが見えれば良いメガネと考える人は多いのですが、正しくは対象との距離感によって度数を使い分けすることです。
たとえば遠距離がよく見えるメガネは近距離を見るときにはそれだけ眼のピント調節機能に負担をかえって与えているということです。
- 遠距離 運転、日常、外出用
- 中距離 室内用
- 近距離 パソコン、スマホ、読書用
と理想的には3つ程度の度数を使い分けすることが良いとされます。
私の場合には遠距離用、そして中距離から近距離と2つのメガネを使い分けしています。
私の場合には中距離、近距離メガネは度数を3つほど落とすというようにしています。
視力にすれば1.0を下回るようにする感じにします。
このような度数の使い分けは眼精疲労を予防する理由からきています。
最近は20代終わり、30代はじめに早くも老眼になる人もいますが、その原因として近距離のパソコン、スマホを遠距離用メガネで長時間見ていることで眼の酷使をしているということもあります。
眼精疲労は若くして発症する老眼の原因の1つといわれていますので、もしずっと同じメガネをしているという人は度数の使い分けも検討してほしいと思います。
参照
「危険!使用用途に合っていないメガネは眼に負担をかけている!」
老眼で作るべき運転用、車用メガネとは?
老眼となると老眼鏡を作るという人は多いのですが、老眼鏡は単焦点レンズといって手元を見るためのものだけですので運転時にかけてはいけません。
しかし
- 遠くの案内や道路を見る
- 近くのカーナビを見る
といった違った距離感を見ることが必要となりますので、一般的には遠近両用レンズといった累進多焦点レンズ形式の老眼鏡をかける人が多いです。
近視だった人も遠距離、近距離と両方をカバーできますし、また正視の人でも遠くと近くのカーナビを見るときに老眼鏡のようにかけ外しをしなくても良いからです。
ただし遠近両用レンズの度数の配置上、車のシートはやや起こして運転する必要があります。
これで遠くも、手元も見やすくなるはずです。
遠近両用を運転用に使用する上での注意点は以下のページに説明しています。
ちなみに遠距離部分に度なしレンズを入れることもできるのがこの遠近両用レンズとなっていて、正視の人にも対応できるようになっています。
参照
遠距離部分に度数を強くいれればやはり近くのパソコンをするときには眼精疲労から老眼の進行を早めてしまうということもあります。
その場合には室内用に中近両用レンズを使い分けすることも良いといえます。
やはり上記の近視と同様に遠距離部分の度数を緩めることが鉄則となります。
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